2016/9/9
ドラマなどでよく見ている展開が自分の身の周りで起きるとは思っていなかった、とは言いませんが、まず大丈夫だろうと思って妻が同窓会に参加することを止めなかった私も悪かったんです。当時の私と妻は同い年で当時28歳。今思うと私は妻への配慮が足りなくて、仕事の方にばかり集中してしまっていたこともあって妻は一人で泣いていたこともあったと思いますし、同窓会の誘いが学生時代の友人からきているということを聞いても、当時の私は仕事の案件のことで頭が一杯で行ってくればいいじゃないかと、深く考えもせずに言っていました。同窓会があった日に帰ってきた妻と話しているとどこか明るくて、私としては楽しめたのはなによりだと思っていたんですが、同窓会から半月ほど経ってから妻に変化がありました。
その時は確信したわけではないんですが、普段通りに話していてもどこか違和感があるというか、これは本当に微妙な変化ではあるんですが、なにか変だなと思っていたんですが、時間が経過するにつれてその違和感が大きくなっていき、妻の行動にも変化が訪れました。いつの頃からか外出が増えたんです。外泊というものは流石になかったものの、友達と遊ぶという理由で昼間の外出が明らかに増えて、帰ってくる妻を見ると明らかに艷やかというか、滲み出る色気があるのです。大袈裟に言っているので、もしかすると気づかない人もいるかもしれないというレベルの話なんですが、私はほぼ確信していました。探偵に依頼して調べてもらうと、同窓会で出会った妻が昔好きだったと聞いていた男とホテルに入っていく写真を抑えてもらい、妻に突き付けました。妻は顔面蒼白になっていたんですが、寂しかったということを主な理由に、もうしませんという言葉をもらったので、今回は私の不手際や妻への配慮不足もあったので許し、私も妻も新たな一歩を踏み出し、現在ではその頃よりは良好な関係になっていると思っています。